■ ID | 994 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | CCFを用いた任意アレーによる位相速度の推定法 An Estimation Technique for Phase Velocities with General Configuration Sensor Arrays using the Complex Coherence Function |
■ 著者 | 白石英孝
Hidetaka Shiraishi
埼玉県環境科学国際センター 浅沼宏 Hiroshi Asanuma 東北大学・大学院環境科学研究科 |
■ 出版元 | 物理探査学会 |
■ 出版年 | 2007 |
■ 誌名・巻・号・年 | 物理探査学会第116回学術講演会講演論文集、37-40 |
■ 抄録・要旨 | 地下水汚染の対策等に必要な地下の構造情報を取得する方法のひとつに、微動探査法があげられる。微動探査法は地表面に設置した地震計アレーで微動の位相速度を計測し、その分散曲線を逆解析することで地下の速度構造を求めるものである。微動探査法における位相速度の計測は、これまでSPAC法またはf-k法が使われてきた。しかし、これらの方法には、観測点の配置に制約がある、あるいは観測点数が多いなどの問題があり、都市域での計測の妨げとなっていた。
そこで本研究では、任意の配置、少数の観測点で位相速度を計測できる新たな方法を導くための検討を行った。ここで導いた方法は、レーリー波複素コヒーレンス関数(CCF)でアレー出力を数学的に表現し、最小自乗法を併用した探索によって位相速度を決定するものである。数値実験による性能評価を行い、最少3点の任意配置のアレーにより、正しい位相速度を計測できることを明らかにした。 |
■ キーワード | 微動探査法、位相速度、複素コヒーレンス関数 |
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